なーんもない。
なーんもない。
何かあるってことはあるんだろうか。
ありふれた日常なんてものはあるんだろうか。
誰も知らない日常があるかもしれない。
私が知らない何かがあるかもしれない。
知らないことだらけかもしれない。
全部私は知っているかもしれない。
全部、知ってるよ。
全部わかってる。
大人になんてなりたくないんだ。
我慢なんてもうしたくないんだ。
生きていてよかったと思いたいんだ。
走り出したら止まらない。
止まれない。
あの急な坂道を転げ落ちるように走っていた。
あの時は同じ所をずっとぐるぐる回っていた。
もしかしたら今もそうかもしれない。
私は私のまま私の中をぐるぐるぐるぐる回っているのかもしれない。
誰のことも悪く言いたくない。
全部そのままだった。
それを私が受け入れられるかられないかで。
そのままの何かを私が掬い取って吟味できるかどうかでしかなかった。
きっとできていなかった。
あの人たちも私のことをよく考えてはくれなかったんだ。
だけど悪くは言えない。
相手にしてくれていたんだから。
なんかさぁ。
だからさぁ。
全部わかっていて何もわかっちゃいないんだ。
わかっているけどやらないだけなんて表面的な言葉でしかない。
やらないってことはわかってないってことなんだ。
そういうことだね。
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