2015-11-01

ハロウィーンの日

その日、昼まで眠り続ける予定だった私は4時‎ぴったりに目覚めた。
最近は何時に床につこうと目覚めは午前4時だ。
なにがあるわけでもない。
ただその瞬間どれだけ熱心に夢を貪っていても、
はたと起きなくてはいけないという気になり、
楽しかった夢にさよならを告げる。

起きてからすることはごくありふれている。
大きめのマグカップに牛乳を注ぎ電子レンジにかける。
600ワットで2分20秒。
少し熱いぐらいのホットミルクを30分くらいかけて飲む。
冬に近づくほどに飲み干すまでの時間は短くなるだろうけど。

それからもう少しだけ眠るためにベッドに転がるも、
あえなく朝日にその気を奪われる。




数日前に新しい財布を注文した。
午前中に宅配が届いた。
今までの財布よりもはるかに小さな財布を手に入れた。
最近は持ち物を小さくすることに意識を傾けている。
身軽になりたい。
14時過ぎに出かける。









雨でも降るんじゃないかと思わせる‎曇天模様。
だけど空気は乾いていて、
秋だななどと考えながらバスに乗り
JRに乗り、
15時には東京駅に着いた。

駅からしばらく歩き、予定の場所につく。
そこには老若男女十数名が既に居て、
ドアが開くのを待っていた。

‎大学生らしき人、
新卒5年目ぐらいに見えるサラリーマン、
ガンプラでも作っていそうなオタク風の人、
インド人のような顔立ちの人、
常日頃からテレビを見続けている主婦のような人、
エトセトラ。

15時15分になり、‎部屋に通される。
ごく普通の会議室。

名前を確認され、
係りの人から席を指示される。
“奥から二番目の前から三番目の席です。”
この、奥からとは、係りの人が座っているところから見た奥である。
理解は出来たので席を見つけ座ったが
何人かの人たちはキョロキョロしていた。
係りの人のその説明はあまり親切な言い方ではないが、
実際に間違ったことは言っていない。

独特だと思った。
独特な集団の中にいる。




そんなこんなで15時30分になる。
席に置いてある本と紙について説明を受ける。

予定していたよりも2人少ない様子だった。
皆が同じ条件でそこに集まったのだとしたら
私も含め彼らはみんな安くない受験料を払っていることになるのだが
2人はどうしてこなかったんだろうなどと考えていた。
考えていたら説明は終わっていた。




私たちに与えられた時間は30分だった。
30分で本と紙を“終わらせる”必要がある。





20分で終わった。




よくわからない。
全部“終わらせた”事によって
何かが起きるのだろうか。

その場にいた人たちは入ってきたときと同じような顔をして各々部屋から出た。









そのまま浅草に楽器を見に行こうと思っていたのだけど
なんとなく疲れたので家に帰ることにした。
デパートにより、
デルモンテの無塩無添加トマトジュースとロックフォールチーズを買った。
バス停でバスを待ったが、20分遅れでやってきた。

バスに乗ってからも
いつもよりひどく道が混んでいた気がした。


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