2021-08-30

2021年8月29日の夜に見た夢(メモ)

ピンク色のTシャツを着た私が
正方形の絨毯の頂点のひとつから
隣合わない頂点同士を結んだ線の
交点にいる黒いTシャツを着た自分を見ている

小学校4年生ぐらいだ
髪の毛を今と同じようなショートカットにしたころ
4年生のときの私のクラスは完全に学級崩壊していて
授業中に先生が泣きだしたり
ほとんどすべての授業がほとんど成立していないような日々だったと記憶している

私は教室で騒音の中にいることに耐えられず
毎日学校について教室にランドセルを置いたら
速攻で2階の保健室に飛び込み
保健室登校の高学年の子たちと
どう考えても元気であるにもかかわらず
こもっていた

K先生は可愛らしい先生で
どう考えても元気そうな私に対し
教室に戻りなさいとは言わず
受け入れてくれていた

2学年上ののNちゃんは毎日そこにいて
犬夜叉の絵のかき方を教えてくれた
高橋留美子の絵よりも上手に犬夜叉を書いていた彼女は
漫画家になりたいと私にこっそり教えてくれた

どう考えても元気なのに毎日保健室で寝たり絵を書いたりし
音楽と算数と理科の授業だけ調子よく戻っていたりした私は
家ではそんな様子をおくびにも出さず
ピアノやら空手やら書道やら英会話やら
毎日いろいろやりたいことをしていた
超スーパー贅沢小学生だなと思う

思えば5年生になってから
K先生が転勤し
クラス替えが発生し
担任の先生が変わり
私の優雅な小4ライフは悲しいかな終焉を迎える

よく考えたらそのあとから
友人と思いがけずうまくいかない出来事が発生したり
色々とバランスを崩していった側面がおおいにある気がした

急に気がついた
私は自分の過去について
あまり時系列や時間の流れを意識しないせいで
1年ごとに別のファイルに保存されているような感覚でいるのだけど
小4のバラ色ライフから、小5のやや受難ライフ
まるで赤の他人のようなテンションで生きていたような気がする

ともあれ、黒いTシャツの小4の自分
楽しそうにふわふわ笑いながらそこにいる
なるほど、こういう顔をしていたのかと眺める
受難ばかり覚えていてこんな自分を忘れていたようだ



しばらくして
正方形の絨毯の別の頂点に立つ私
今度は紺色のTシャツを着ている
正方形の絨毯の頂点のひとつから
隣合わない頂点同士を結んだ線の
交点にいるオレンジ色のパーカーを着た自分を見ている

紺の私が年齢を問うと
オレンジパーカーの私は17歳だと答える
17歳で、高校3年だという
細かい指定だな
誕生日が来る前の高3の私のようだ

カーキーの半ズボンにオレンジのパーカーという
少年みたいな恰好をした私はへらへら笑っている
なるほど、確か私は高校3年生のとき
今度は保健室ではないけど
音楽室に隠れていることが多かった

授業は受けないと卒業できないので
授業中は静かに椅子に座っているのだけど
自分の教室にいるのが苦痛だった
だけど吹奏楽部員であるにもかかわらず
朝練などだるい派で絶対にしなかった

朝は渡り廊下でうろうろしたりハーモニカを吹いたりしたあと
鞄をもって音楽室に行き
そこから授業に行ってみたり
補修をサボってみたり
担任から勉強しろと追いかけられたりしていた

オレンジパーカー曰く
小4の自分の次が高校3年の自分ということらしかった
紺の私は新たな発見に感心しながらオレンジパーカーの私をじっと見る
それ以上言うことはないのかと聞いてみると
オレンジパーカーの私は「あんたは今間違ってないよ」と言った
言い方がキザっぽいオレンジパーカーは
くるっと後ろに回って絨毯から降りて行った



また正方形の絨毯の別の頂点に立つ私
今度は薄緑色のTシャツを着ている
正方形の絨毯の頂点のひとつから
隣合わない頂点同士を結んだ線の
交点にいる白地に紺の刺繡が入ったワンピースを着た自分を見ていた

楽しそうに笑いながら
海辺にある巨木の上からこちらを見ている
絨毯の上にいるんだけど
巨木の上に座っているし
その巨木は海辺にあるのだった

裸足で木に座っている
すっきりあっさりしている
難しいことは考えられるけれども
考えたくないという顔をしている

何故木の上なのか
と聞いてみようとしたけど
単に地に足がついていないことの象徴に思われた
ここに居させてくれという主張らしい
彼女とはあまり目が合わない
ずっと斜め上を見ながらニコニコしている
とにかく適度に元気で適度にリラックスしているらしかった



何か話しかける前に一旦目が覚めた
やや急激に引き戻された
腕がしびれている
血が足りないのか貧血のようになっている
いや元気なんだけど力が入らない
諦めてもう一度眠る



思ってもみなかった方向から
新たな何かが始まるらしい
そして何かが終わるらしい

ただし
どこかに意図して進んで行ったりするのではなく
待ちの姿勢でいようと思う

なんとなく楽しいことをしてみよう
修行を続けながら

とにかく腕に血の気が戻るまでは
受け身でいいような気がする
楽しさ、没頭、集中、酸素を忘れずに

焦らない
静かな開花の音がする
クリエイティビティ

扉は勝手に開けるもので
開きに行くのではない

見せびらかさない
大切にする

乾いた風
一時的な閉店
自分を取り戻す
外ではなく内を聴く

宇宙を忘れない

呼吸を忘れそうになったら歌をうたう

警戒しない
引きこもらない
慢心せず未開拓の地を知る
不安はいらない

もっと大きく飛べ
そしてもっと世界を知れ
グランドキャニオンすらひとっ飛びするくらい
青く清涼感にあふれる何かを見つける



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